おおい町でビワの収穫ピーク 裏年&鳥害で今年は不作 去年の1~2割ほどの収量に
ビワを収穫する新谷組合長=14日午前8時半ごろ・おおい町大島
おおい町の大島半島で特産のビワの収穫がピークを迎えています。生産組合長の新谷正広さんも14日の朝早くから山の斜面に植えられた木に登り、オレンジ色の実を手で摘み取っていきました。
大島半島では生産組合の10軒が特産のビワを栽培していて、実が大きくて甘みが強く、みずみずしいのが特徴です。
今年は裏年でもともと実のなる量が少ないうえ、カラスなどによる被害が大きく、豊作だった去年と比べると1割から2割ほどの収穫量に落ち込む見通しです。
■若狭大島ビワ生産組合 組合長 新谷正弘さん
「出荷をもう少し増やすことができたらなということで少し残念な気持ち。6月1カ月の旬の味をぜひ味わっていただきたい」
収穫は6月下旬まで続き、約20キロをおおい町内の食品スーパーや道の駅うみんぴあ大飯に出荷します。