「地方単位」→「都道府県単位」に 雨の季節を前に線状降水帯予測を5月28日変更へ
雨の降る中、登校してきたのは福島市にある福島成蹊高校です。
生徒たちはひと足早く「衣替え」し軽やかな夏服で登校していました。
雨が降っていたこともあり、セーターやカーディガンを羽織って登校する生徒の姿が見られました。
先週末の土曜日、日曜日は真夏を感じさせる暑さとなりましたが、この時期になっても温度調節が大変ですね。
生徒たちに話を聞いてみても…
■男子生徒
「まだ寒いんでもう少しだけ冬服でいたかった」
■女子生徒
「すごく寒いです」
日中の最高気温は、5月19日よりも5度前後低く、福島では7度ほど低くなりました。
一方、本格的な雨の時期を前に気象庁は豪雨災害につながる線状降水帯の発生予測情報を5月28日から都道府県単位に切りかえて発表します。
線状降水帯は発達した積乱雲が次々と発生し数時間にわたって同じ場所に大雨をもたらします。
福島県内では2023年9月に浜通りで初めて発生しました。
この「線状降水帯」について、気象庁は発生する恐れがある、おおむね半日前から6時間前に予測情報を発表しています。これまでは全国を11ブロックに分けた地方単位で発表していましたが、5月28日からはより対象を絞った「都道府県単位」での発表に切りかえます。
今後は福島県として線状降水帯の情報が出ます。
気象庁は「災害につながる大雨を我が事として認識してもらいたい」としていて、2029年には市町村単位での情報発表を目指しています。