福島第一原発2号機から取り出された
燃料デブリから、核燃料由来とみられる放射性物質が検出されました。
第一原発2号機で試験的に取り出した燃料デブリは、茨城県の
JAEA大洗原子力工学研究所で、11月14日から本格的な分析が始まっています。
東京電力は、デブリを運び出す前に実施した簡易測定で放射性物質の「
ユーロピウム154」が検出されたことを明らかにしました。
ユーロピウムは、核燃料のウランが核分裂した時に生成される放射性物質で、溶け落ちた核燃料由来とみられています。
JAEAは1年ほどかけてデブリを分析し、原子炉内の状況推定に役立てます。