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JR東海「ドクターイエロー」ラストラン 広島のファンも別れ

2025年1月29日 18:38
JR東海「ドクターイエロー」ラストラン 広島のファンも別れ

JR東海の新幹線「ドクターイエロー」がラストランを迎えました。安全走行を支えたことから「お医者さん」とも呼ばれた新幹線の最後の姿です。

老朽化により29日で引退を迎えた「ドクターイエロー」。その姿を一目見ようと、広島駅にも多くの人が駆け付けました。

午前10時40分に博多駅を出発したJR東海の新幹線「ドクターイエロー」。広島へと向かう最後の姿です。

電気設備や線路を点検する新幹線で10日に1度しか走行しないため、「見ると幸せが訪れる」とも言われてきました。JR西日本のものは再来年までの予定ですが、2001年スタートのJR東海の「ドクターイエロー」はきょうが最後の運用。広島駅にもファンが訪れました。

■東広島市から来た家族
「子どもが見たいというので平日に休んできました。先頭の運転席の前に立って子どもの写真が撮れれば」

こちらの中学生は運よく学校の休みと重なりました。

■広島市内の中学生
「子どものころ見てたけど真面目に撮ったことがなかったのできのうも撮ったけど少し失敗したのでうまく撮れるようにきょうは頑張りたい」

ホームには50人を超える鉄道ファン。ホームの先端にはベストショットを撮るべく中学生の姿もありました。

そして正午前、広島駅に到着です。ホームに到着してから出発するまで、わずか2分。それぞれの思い出をカメラに収めました。

■ドクターイエローを見に来た人
「初めて近くで見たので目がキラキラしていた」
■ドクターイエローを見に来た人
「生のイエローはかっこよかった最近子どもの影響でファンになった最後に見られて良かった」

子どもとの写真を狙った家族は。

■東広島市から訪れた家族
「難しかったです。人多いし。あっという間だったけど見られてよかった。」

きょうの成果は…

■広島市内の中学生
「先端の部分がきょうはしっかり写ったのできのうよりも改善できていた。どんどん古い列車が引退しているので古い電車がなくなる前にカメラに収めておきたいので最後にいいのが撮れたのでよかった」

午後6時ごろ、東京駅に到着し24年の役目を終えた「ドクターイエロー」。新幹線の安全を守り続けた黄色い車体は、これからも記憶の中で走り続けます。

【2025年1月29日放送】

最終更新日:2025年1月29日 18:38
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