刺さりやすいよう加工?5月上旬から道路にくぎ散乱 パンク被害相次ぐ 警察は約100本回収
天草市の市道で散乱した「くぎ」を踏んだ車がパンクする被害が相次いでいることがわかりました。警察は、くぎが故意に落とされた可能性もあるとみて捜査しています。
■永島由菜アナウンサー
「天草市有明町の市道です。くぎは約4メートルにわたって20本ほど、そして白線の上あたりに集中して落ちていたということです」
くぎが散乱していたのは、天草市有明町の赤崎から須子までの市道の複数の場所です。警察によりますと、5月初旬から17日までに「くぎがタイヤに刺さりパンクした」という相談が13件あったということです。
こちらの工場が請け負ったのはパンクした車4台ほどの修理。16日も被害を受けた車が持ち込まれたといいます。
Q全然さびついていないですね?
■工場の人
「廃材などじゃなさそうですね」
タイヤに刺さっていたくぎを見せてもらうと、まっすぐではなく、とがった先が上を向くような形になっています。
■工場の人
「くぎを曲げてあるんじゃないですかね。刺さりやすいように加工してあるんじゃないかと思います」
■被害を受けた男性
「ここですね」
5月11日にタイヤに刺さったくぎに気づいた市道沿いに住む男性。くぎは家の前にも落ちていました。
■被害にあった男性
「10本くらい落ちていた。通学路があるけん、子供がとおるから」
車がパンクした人は、ほかにも。
■10日前に左の前輪後輪がパンクした男性
「何でこういうことをするかな。車で走られない。怖い」
くぎは長さ約4センチで、警察がこれまで100本ほど回収しましたが…。
■有江武利カメラマン(16日)
「こちらは港の駐車場です。カタカナのコの字を変形したようなくぎが落ちています。踏むとパンクしそうですね」
警察は、故意にくぎをまいた場合は道路交通法違反にあたるとしています。