富山県内の最低賃金 50円引き上げ 時給998円へ
富山県の今年度の最低賃金について労使の代表などでつくる審議会は5日、現在の時給を50円引き上げ、これまでで最も高い998円とする答申をまとめました。
最低賃金は、企業が労働者に支払わなければならない賃金の最低額を定めたものです。
労使の代表者や有識者でつくる審議会は5日、物価の上昇が続いていることや賃上げの動きはあるものの、実質賃金がマイナスを続けていることなどから最低賃金を50円引き上げて998円とするよう、富山労働局に答申しました。
引き上げ幅は高度経済成長期以降では最大となります。国の中央最低賃金審議会も7月、富山の引き上げの目安額を50円と示していました。この最低賃金は10月1日から適用される見通しです。