65歳以上の介護保険料 富山県内3市で増額
厚生労働省は14日、65歳以上の高齢者が今年度から3年間に支払う月額の介護保険料を発表しました。富山県内では3つの市で増額となり、平均は26円増えて6327円となりました。
介護保険料には、40歳から64歳までの現役世代が支払う保険料と、65歳以上の高齢者が支払う保険料の2種類があります。
14日に発表されたのは、65歳以上の高齢者が支払う保険料で、市や広域連合が今後の介護需要などを考慮し3年に1度、見直しています。
厚生労働省によりますと、2024年度から3年間の県内の平均は月額6327円で、2023年度までより26円高くなりました。月額の保険料が最も高いのは富山市です。魚津市は減額となった一方、氷見市、滑川市、射水市は増額となりました。
このうち、氷見市は月額374円の増額となりました。氷見市の担当者は、要介護認定率の高い75歳以上の人口が今後も増える見通しで、介護事業所を増やすなど基盤整備を進めるために増額した、としています。
保険料の全国平均は介護保険制度の開始当初から上昇し続けていて、今回、過去最高の6225円になりました。