最高気温6年ぶり39度超 記録的短時間大雨情報 8月の富山県内を振り返る
厳しい暑さが続き、大雨にも見舞われた8月を振り返ります。
長谷川大記者(8月23日取材)
「午後1時の富山市の北大橋です。あちらの温度計では39度と表示されています」
8月23日、富山市で気温が39.2度を観測し、この夏の最高気温を記録しました。
39度を超えたのは、富山市として観測史上最高の39.5度を記録した2018年8月以来6年ぶりです。
神戸からの旅行客
「いや暑いですね、ホテルから歩いてきたんですけど汗だくだく」
親子連れ
「ちょっと勘弁してほしいなと」
富山市の8月1か月の平均気温は過去6番目の暑さとなる28・6度。
また、猛暑日となった日数はあわせて6日間で過去最多の20日間を記録した2023年と比べ3分の1ほどでした。
8月1か月間に県内で熱中症で搬送された人は、2023年よりは減ったものの213人にのぼりました。
一方、8月25日には、県東部で1時間に100ミリを超える雨が観測され、気象庁が2024年初めての「記録的短時間大雨情報」を発表しました。
この雨で上市町では土砂崩れが発生したほか、黒部市宇奈月町の富山地方鉄道の内山駅では線路が水に浸かるなどの被害がでました。
高温に大雨、さらには台風の接近と天候の変化が気になった8月。これからの秋も暑さは続きそうです。
富山地方気象台が発表した9月から11月にかけての3か月予報によりますと北陸地方は暖かい空気に覆われやすく、60パーセントの確率で平年より気温が高くなる見通しです。
10月まで残暑が厳しい予想で、引き続き熱中症に注意してください。