能登半島地震後初 重大事故想定した石川県の原子力防災訓練
志賀原子力発電所での重大事故を想定した県の原子力防災訓練が、きょう行われました。
能登半島地震の発生後、初めての実施となります。
訓練は、志賀町で震度7の地震が発生し、志賀原発2号機の外部電源が喪失し、放射性物質が拡散したとの想定で行われました。
志賀原発で重大な事故が起きた際、緊急対応にあたる「オフサイトセンター」には関係機関の担当者が集まり、情報収集にあたりました。
今回は地震で住民が一時的に避難する放射線防護施設が地震で被災したと想定し、空気を送り込んで設営する原子力防災用のエアテントの設置訓練が行われました。
避難所となる小学校の体育館では、関係者らがエアテントを実際に設置し設営の流れを確かめていました。
今回の訓練には、およそ130の関係機関から600人が参加しましたが、地震で被災した住民は、今だ復旧、復興途中で負担がかかることから参加が見送られました。