美味しいだけじゃない「サツマイモ」管理栄養士の目線で素材の旨味を生かしたスイーツ提供《長崎》
おいしい芋を厳選したスイーツなどが楽しめる専門店。
“栄養” にもこだわっています。
「モンブラン」や「大学いも」など、様々なサツマイモの味わいが一度に楽しめるソフトクリーム。
ペースト状にしたイモを使った、優しい甘さのポタージュもあります。
佐世保市上京町、アーケードから入った路地に今年オープンした「佐世保芋屋」。
店頭に置いているのは…
(佐世保芋屋 川久保 勇樹さん)
「きょう使っているのは、熊本産の紅はるかです」
メニューで提供している “サツマイモ”。
その時期一番おいしいものを食べてほしいと、鹿児島と熊本の生産者から様々な品種を厳選して仕入れています。
店長の川久保 勇樹さん 30歳は、佐世保市出身。
“大の甘いもの好き” です。
(佐世保芋屋 川久保 勇樹さん)
「小さいころから芋が好きで、よく自分で焼き芋やスイートポテトを作ったり、食べたりしてきた」
いつしか飲食の道を志し、高校卒業後に大阪の調理の専門学校に入学。
ホテルでフランス料理の料理人として腕を振るった後は、専門的な栄養の知識を学びたいと佐世保にUターンしました。
(佐世保芋屋 川久保 勇樹さん)
「やっぱり大阪にいても、地元・佐世保や九州産の魚とかがたくさん入っている。九州においしいものがあると知って、佐世保に戻って店をやりたいなと思った」
大学に入り直し、管理栄養士の資格を取得。
週末には、キッチンカーでアイスの販売も行っています。
そんな川久保さんが選んだ食材が “サツマイモ” でした。
(佐世保芋屋 川久保 勇樹さん)
「カリウムも多く含んでいて、血圧を高くしないようにと。食物繊維も多く含まれているので、便通にいいとか、健康や肌にもいい」
提供するメニューは、できるだけ素材本来の旨味を引き出すこだわりが…。
(佐世保芋屋 川久保 勇樹さん)
「企業秘密だが、秘伝の水に付け込んでサツマイモ本来のポテンシャルをさらに上げて、甘さを最大限に引き出すようにしてからこの状態で1時間~1時間半漬け込んで、焼き始める」
遠赤外線で2時間ほどかけた焼き芋をはじめ、ほくほくの焼き芋にカスタードをたっぷり乗せ、バーナーでこんがり焼いた『カスタードブリュレ』も人気メニューのひとつ。
とろける食感の芋に、濃厚なカスタードが相性抜群です。
13種類の自慢のメニューを取り揃え、お客さんを迎えます。
(佐世保芋屋 川久保 勇樹さん)
「サツマイモといったらスイーツだが、そこからもっとおかず系や、お土産へ持っていけるものとか。
ずっと商品開発しているが、どんどん商品を増やして、みんなの身近になればいい」
佐世保芋屋は不定休で、午前11時から午後6時までの営業です。
新スイーツや、今後はキッチンカーで提供するアイスとのコラボも考えているということですので、ぜひインスタグラムをチェックしてみてください。