“過去最大約2268億円”減額 石川県第2次3月補正予算案 災害復旧事業を今後再計上へ
石川県が3日発表した第2次3月補正予算案。一般会計で過去最大の減額幅となる-2268億8944万円の減額で、これにより今年度の当初予算からの累計は1兆2249億8486万円となります。
減額の理由のひとつが長期化する災害復旧事業。事業の完了までに相当の期間を要することから、現時点で見通しの立たない予算を減額し、進捗状況を踏まえ、今後の予算に再計上するということです。
石川県・馳 浩 知事:
「災害対応、公共事業等の予算を過大に見積もっていたわけじゃなくて、足りなくならないように見込みを積んでいた(ということ)」
一方、今回計上された主な項目としては、この冬の大寒波に伴う除雪費約26億円や、国の予備費で創設された能登創造的復興支援交付金500億円があげられます。
この第2次3月補正予算案は3月6日の県議会本会議に追加提出されます。
そして、この日の会見で発表されたのは小松香港便の再開について。
コロナ禍の影響で運休が続いていた香港便ですが、ことし4月から週3往復の定期便の運航が始まりこれでソウル、上海などコロナ禍前の国際線全4路線が再開することになります。
石川県・馳 浩 知事:
「石川県としては新幹線効果とコロナ前の外国便国際便の復活と相まって、より一層の交流人口を増やすことができる。アウトバンドも努力しなければいけない。その営業も頑張りたい」
小松・香港便は4月24日から運航が始まります。