観光列車「花嫁のれん」 能登復興の願い込めて“出発進行” JR七尾線で運行再開
地震の影響により運休していたJR七尾線の観光列車「花嫁のれん」が、7日から運行を再開しました。能登の復興を後押しします。
7日、金沢駅にやってきたきらびやかな1台の列車。金沢駅と和倉温泉駅を結ぶ観光列車「花嫁のれん」です。
これまで年間800便運行していた「花嫁のれん」ですが、震災以降は、線路への被害や沿線の宿泊施設の復旧が見込めないことなどを理由に、運行を取りやめていました。
そうした中、約1年3か月ぶりの運行再開に、金沢駅のホームには大勢の乗客の姿が…
関西からの旅行客:
「初日、復活の初めの日ということで来ました。ものすごく素敵な豪華な列車でうれしい。ワクワクします」
そして、いよいよ出発のとき…
終点の和倉温泉駅までは約1時間半ほど。駅には地元住民が集まり、到着を待ちわびていました。
関西からの旅行客:
「めっちゃよかったです。想像以上でした。一日フリーで観光して、旅館行ってあとは新幹線で戻る」
喜びの声は和倉の旅館関係者からも…
和倉温泉旅館協同組合・谷﨑 裕 理事長:
「JRさんの思いで素晴らしい列車が入ったことは、これから和倉の明るい兆しになる一歩だと思う。ことし来年、再来年と和倉温泉各旅館オープンしていきますし、これを機として頑張っていきたい」
観光列車の花嫁のれんは現状、団体ツアー客のみ受け付けていて、取り扱いのある旅行会社を通じて申し込むことができます。
一般客については、沿線の宿泊施設の復旧状況を見て検討を進めるということです。