お盆休みの石川県内 外国人観光客は少なめ?宿泊施設は国内からの利用増
15日も厳しい暑さとなりましたが、石川県内各地では、観光客などが楽しい夏の思い出を作れたようです。
晴れやくもりの一日となったきょうの石川県内。
金沢駅では、大きな荷物を持った人たちでにぎわっていました。
ただ、この時間は、お盆前に多く見られた外国人観光客の姿は少ないように見えました。
金沢市内のこちらのホテルでも、いまの時期は特に、国内からの利用者が多いと言います。
東京から:
「コンパクトに観光ができるのと、食べ物がおいしいのと人が親切なのと。いつも泊まるホテルがいいところばかりなので来ています」
「部屋が広くてよかった」
(何が一番楽しみにしてきた?)
「アスレチック」
埼玉から:
(今回は何を目的に…?)
「クマゼミ!」
「石川県にしかいないというスジアカクマゼミをつかめるために埼玉からわざわざ来た」
「埼玉には普通のクマゼミしかいないの」
昆虫好きの兄弟を連れて昆虫採集と昆虫館を目当てに訪れたと言います。
(捕まえてどんな気持ちだった?)
「うれしかった」
こちらの施設では、元日の地震で宿泊客が減少したものの、旅行割などで徐々に回復し、現在は、ほぼ通常通りに戻ってきたといいます。
金沢 彩の庭ホテル・中村明仁 支配人:
「このお盆、実際に入ってみて満室という形で来ていただいていますので、非常にいま金沢の方にみなさん来ていただいていい状態にはなってきているのかなと思います」
。
一方、加賀市内の旅館でも、多くの宿泊客が訪れていました。
北陸新幹線の敦賀延伸に加え、中には、台風などの影響を避けて石川を選んだという人も
愛知から:
「旅行させてあげたいなということで、色んな台風が来る中で、最善の選択肢として石川県の加賀を選択しました」
「本当は鹿児島に行く予定だったんですけど、ちょっと地震の影響が心配で」
「石川県にしました」
みやびの宿加賀百万石・筒井昌利 さん:
「被災地になっていますので石川県の応援に皆さんにお越しいただいてもう少し石川を盛り上げて頂けたらなと思っています」
こちらの旅館では、能登半島地震の二次避難者を受け入れていますが、お盆の期間に入って予約が増え、宿泊客を受け入れている部屋のうちの7割ほどが埋まっているという事です。