<10日も寒さの厳しい一日>路面凍結が原因とみられる”スリップ事故”相次ぐ 11日朝も注意が必要(宮城)
10日も寒さの厳しい一日で、宮城県内は現在も雪の降っている所が多くなっている。
10日朝は、路面の凍結が原因とみられるスリップ事故が相次いだが、11日朝も注意が必要だ。
10日は、東北付近を低気圧が通過しているため、宮城県内は雪の降っている所が多くなっている。
この12時間に降った雪の量は、最も多い「川渡」で27センチ。
現在、「西部大崎」と「西部栗原」には”大雪警報”が出されている。
11日明け方まで、大雪に警戒が必要だ。
一方、10日朝の仙台駅前。
凍ったペデストリアンデッキを恐る恐る歩く人や、思わず足をとられバランスを崩す人もいた。
高校生
「急に降ってきて路面も凍っていて滑るし寒いし、かなり厳しいです」
会社員
「山形から通っているんですけれど、高速バスがきのう不通になっていたようで、慌ててホテルをとりました」
吉田記者リポート
「午前8時過ぎの仙台駅です。タクシー乗り場には20人以上が列を作り、いつもとは違い待機するタクシーの姿がみられない状況です」
JRのダイヤの乱れに加え、路面状況を見てタクシー移動に変えた人も多かったようで、乗り場には長い列が出来ていた。
10日朝の宮城県内。
朝の最低気温は「仙台」で氷点下3.2℃など今シーズン一番の冷え込みのところもあった。
通勤時間帯には、各地で渋滞が発生し、凍結した路面でスリップ事故が相次いだ。
運転手
「曲がろうとしてスピードを緩めようとしたら、車が止まらなくて対向車も止まらなくてハンドルをきってこうなった」
宮城県警のまとめによると、路面の凍結が原因とみられるスリップ事故は9日午後6時~10日午前8時までに人身事故が17件・物損事故が377件発生したという。
また、県内を走る東北自動車道では、9日夜から一部区間で通行止めが発生した在は解除されている。
雪は、11日明け方にはやんでいく見込みだが、11日朝は氷点下の冷え込みとなる見込みで、引き続き路面の凍結に注意が必要だ。