<訓練>市街地にクマが出没した時に備え対応を確認 相次ぐクマの目撃情報(宮城・栗原市)
宮城県内でもクマの目撃情報が相次ぐ中、栗原市では市街地にクマが出没した時に備え、対応を確認する訓練が21日行われた。
訓練は、住宅地の竹やぶにクマが出没したという想定で行われ、県や栗原市の職員や警察官、猟友会のメンバーなどおよそ50人が参加。
通報を受けて駆けつけた警察官が、周囲の安全を確保するためバリケードを設置する。
市街地にクマが出没した場合は、関係機関が協議し、「追い払い」「麻酔銃の使用」「猟友会による駆除」の順で、対応を検討する。
訓練では、警察官の指示に従って駆除した。
警察官「それでは撃って下さい」
宮城県内でのクマ目撃情報は、8月20日現在 548件と、去年の同時期と比べて72件増えていて、県はクマ出没注意報を発表している。
宮城県自然保護課・大山慶一郎課長補佐
「状況を把握して、迅速に行動できる訓練ができたかなと思っています」
県は、今後も同様の訓練を行いながら、クマの出没に備えたいとしている。