【宮城に「クマ出没警報」】市街地にクマが現れた想定で訓練(宮城・大崎市)
宮城県内で「クマ出没警報」が発令される中、26日 大崎市で市街地にクマが現れた事態を想定した訓練が行われた。
大崎合同庁舎での訓練は、県と大崎市、古川警察署が実施した。
市街地に体長1メートルのツキノワグマ1頭が出没した想定。
まず、警察官がバリケードを作って安全確保を行う。
市街地にクマが出没した場合は、関係機関で協議、追い払い、麻酔銃の使用、猟友会による駆除の順で対応することになっている。
アナウンス「ただいま発砲、発砲、警察官立ち合いのもと法令に基づき発砲されました」
宮城県内でのクマ目撃は、今月20日現在766件と去年を大幅に上回り、大崎市と加美町では人身被害も発生している。
宮城県自然保護課・大山慶一郎さん「今年の人身被害は、宮城県では2件。2人の方が朝方クマと出くわしたために起こった事故でもあるので、夕方もだんだん見えにくくなってくると思いますので、そういった時間帯はより注意をしていただければと思います」
県は、10月23日に「クマ出没警報」を発令し、行楽の際は朝夕の行動は避けることやクマ鈴やラジオを鳴らす、生ゴミは持ち帰るなど対策を呼び掛けている。