お弁当を詰める人気動画「キキ弁」SNS総フォロワー55万人超え 発信するのは県内在住の主婦《長崎》
総フォロワー数は55万人以上。
“お弁当を詰める” 動画が、SNSで人気を集めています。
県内在住の女性が、日常を楽しく彩ります。
スマートフォンでキッチンの様子を撮影するのは、県内在住のキキさん 52歳。
その中身は…
(SNSより)
「おはようございます。キキ弁、詰めていきます」
お弁当をつめる動画です。
彩り豊かなおかずを、弁当箱いっぱいに “つめるだけ” の動画で注目を集めています。
(SNSの反応)「きょうもおいしそう!行ってきます」
(SNSの反応)「お野菜たっぷり愛情たっぷり!とても癒されます」
(SNSの反応)「きょうも力が湧いてくる キキ弁です」
インスタグラムやユーチューブなど、SNSの総フォロワー数は55万人以上!
同世代からも、若い世代からも注目を集めるインフルエンサーなのです。
(キキさん)
「いつも自分がやっていることを、インスタにあげてみようかなというのがきっかけ。日記をつけるような気持ちで始めた」
夫と3人の子どもの、5人家族。
子どもたちは社会人になり、今は夫と愛犬の「こむぎ」と暮らしています。
始めてから4年になるSNSは、保育士として働く長女の凪さんの後押しもあり、今では日々の日課に。
(長女 凪さん)
「気軽に発信できる今なので、なんかやってみてもいいんじゃない。一つの楽しみみたいになったらいいんじゃない…みたいな感じ」
キキさんが作る弁当は、野菜たっぷりの色とりどりのおかずとボリューム感が特徴。
(キキさん)
「もともと私が野菜が好きで、子どもたちにも野菜をたくさん食べてほしいと思って。栄養もだけど、開けた時にはおいしそう、食べてみたいと思えるようなお弁当が作れたらいいかな」
今は作っているのは夫の分だけですが、弁当をきっかけに親子の会話が弾みます。
(長女 凪さん)
「一人暮らしをして自分がご飯を作る側になった時に、ご飯をバランスよく作るってすごく難しいなって気づいて。自分はこういうふうに作ってみたよとか、どう作っている?とか、そういう会話がすごく楽しい」
(キキさん)
「やってきたことで、大人になった子どもとまた話せるのはすごくうれしいし、やってきて本当によかった」
楽しく続けるため、工夫していることは…。
(キキさん)
「簡単に、簡単に…っていうのを自分の中で。自分ができる範囲で、プラス簡単に。
さっとゆでて、絞ってあえて出来上がりみたいな感じ」
料理で使う道具にもこだわりがあるようで…
(キキさん)
「自分のテンションをずっと上げておくため、飽きないようにじゃないけど、好きな道具を使って作る」
(SNSより)
「さっぱり要員」「いるかわからん葉っぱ‼」
キキ弁の代名詞とも言えるのが『さっぱり要員』と名付けられた “かんきつ類” と最後に飾る “葉っぱ”。
(SNSの反応)
「いるかわからん葉っぱ‼を、いつも楽しみにしている自分がいる」
(キキさん)
「お弁当を作っている時ってひとりで、しかも朝シーンとしているところで作ってるので、自分の仲間みたいな気持ちで何か呼びたいと思った」
ユニークなネーミングが話題となり、動画にアフレコを入れるようになってからは、急激にフォロワーが増えました。
さらなる挑戦として去年、初のエッセイ本も出しました。
タイトルは「今日もキキ弁、つめていきます」。
SNSでは語りつくせなかったお弁当のこと、その原点となった家族のことなど、この本にたくさんつめました。
子育てを終え、新たな人生を歩むキキさん。
(キキさん)
「思っても見なかったことなので、自分が本を出すっていうのは。
始めた頃は、ひとりぼっちでスタートしてるんだけど、今はたくさんの方が見てくれて応援してくれていて。
ほんとやってきて良かった。毎日続けるというのがやっぱりすごく大事かな」
見る人に元気を!キキ弁が、日常を楽しく彩ります。
キキさんの著書「今日もキキ弁、つめていきます」は、
全国の書店のほか、Amazonや楽天ブックスでも購入できるということです。