”IRショック” 仕事始め式で大石知事 不認定の結果に言及 改めて国に説明求める考え《長崎》
官公庁や多くの企業は4日、仕事始めを迎えました。県の仕事始め式では大石知事が、不認定となったカジノを含む統合型リゾート施設=「IR」の誘致について国に対し説明を求める考えを改めて示しました。
式には、幹部職員などおよそ300人が出席しました。大石知事があいさつの冒頭、言及したのは……
大石知事「IRは県北、長崎県にとって地方創生の起爆剤として重要なプロジェクトと認識しているだけ に大変残念」
国が認定しないと判断した「IR」についてです。
カジノを含む統合型リゾート施設=「IR」は、県が佐世保市のハウステンボスへの誘致を目指し、おととし、国に整備計画を提出。審査が進められていましたが資金調達の不確実性などを理由に、国は先月27日、認定しないとの判断を示しました。
これを受け、翌28日、大石知事は佐世保市を訪れ、宮島市長と対応を協議。
宮島佐世保市長「認定を楽しみにしていたわけだがこのような結果になり残念だ。 残念の極み」
「IRショック」で関係者に困惑が広がる中、迎えた新年。
大石知事 「佐世保市、県北地域の振興につ いてはIRの有無に関わらず、今後も佐世保と県市連携で積極 的に取り組んでいく」
県は不認定とした審査委員会の見解などを精査するとともに国に対し具体的な説明を求めるとしています。