お皿にカニが丸ごと! 卒業を迎える中学3年生のぜいたくな給食 鳥取県岩美町
給食皿の上にはなんと「若松葉がに」がまるごと一匹。2月7日、鳥取県岩美町の岩美中学校では、卒業を控えた3年生61人に地元で水揚げされた「若松葉がに」が振る舞われました。生徒一人に一匹用意された「若松葉がに」は、地元漁師が卒業を控えた3年生に岩美町の海の幸を味わってもらおうと、毎年この時期に無料で提供しています。
網代港底曳船主会 板倉高司 会長
「『いわみ八宝』の一つである松葉がにの味を知っていただいて卒業していただければ、将来の思い出になるかと思います」
2014年から続く若松葉がに給食。生徒たちは、地元の人にカニのむき方を教えてもらいながら集中した面持ちで、カニの味を堪能していました。
生徒
「(きょうが)めちゃくちゃ楽しみでした。特別感があります」
「むき方を教えてもらいました。おいしいです」
「カニは好きなので、岩美を離れたとしても食べたいなと思います」
卒業まで残り1か月余り。地元が誇るぜいたくな給食は、生徒たちの特別な思い出となりました。