元鳥取県議・福間裕隆被告の上告棄却 公職選挙法違反の罪に問われる 罰金30万円の判決確定へ
2021年の衆院選で無届けの文書を配ったとして公職選挙法違反の罪に問われていた元鳥取県議の福間裕隆被告。最高裁判所への上告が3月8日、棄却されました。罰金30万円とした一審、二審判決が確定します。
2021年の衆院選で湯原俊二氏の陣営で選挙対策本部長を務めていた元鳥取県議の福間裕隆被告(82)は、選挙期間中に選挙管理委員会へ届け出ていない文書を配ったとして公職選挙法違反の罪に問われ、一審、二審ともに罰金30万円の有罪判決を受けました。
福間被告側はこれを不服として去年10月、最高裁判所へ上告していましたが、最高裁判所第2小法廷は8日、この上告を棄却しました。有罪判決が確定し、福間被告は公民権が3年間停止されることになります。
電話取材に応じた福間被告はー。
福間裕隆 被告
「主張が取り入れられなくて残念だなということはあります。この間、公職選挙法違反ということで、県民の皆さんに大変なご心痛を煩わせたということについては、深くお詫びしなくてはならないと思っています」
その一方、政治離れを防ぐため、より分かりやすい選挙制度に変えていくことが必要だと強調しました。福間被告はすでに政治活動からは身を引いていて、今後も復帰の可能性はないということです。