“平和”へのメッセージを次の世代へ 漫画家水木しげるさんの壮絶な戦争体験をもとに 平和学習プログラムが水木さんの地元の小学校で初披露 鳥取県境港市
平和へのメッセージを次の世代へ。鳥取県境港市が生んだ漫画家、水木しげるさんの壮絶な戦争体験をもとにした平和学習プログラムが3月1日地元の小学校で初めて披露されました。
鳥取県境港市は、水木さんの戦争体験の漫画を活用した平和学習のプログラムをこのほど完成。3月1日、地元の中浜小学校で初めてのお披露目されました。
28分間の動画では、水木さんが南太平洋の激戦地に兵隊として派遣され、仲間を失うなどした壮絶な戦争体験や戦後の前向きな生き方などが描かれています。また、語り部による説明やクイズなども交えて中身の濃い1時間の講座となっています。
児童
「戦争の映像を見て、僕たちが今生きているのはあたりまではないかなと思いました」
「これからも戦争のない未来になって欲しい。水木さんの生き方はあきらめない力があったら何でも出来ると思います」
水木しげるさんの長女 原口尚子さん
「水木の戦争体験というのは、水木の深さというか、漫画や妖怪だけではないそういったことも理解、わかってもらえることはすごくいいことで、うれしいです」
水木しげるさんの平和学習プログラムは、来年度から市内の小中学校のほか、今年4月にリニューアルオープンする水木しげる記念館でも活用されることになっています。