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なるべく早く元通りの観光地に 観光客や一般の人が通行可能な新たな仮設道路が完成へ 島根県出雲市

2024年8月20日 18:41
なるべく早く元通りの観光地に 観光客や一般の人が通行可能な新たな仮設道路が完成へ 島根県出雲市

7月の大雨によって県道が崩落した島根県出雲市大社町日御碕地区。観光客や一般の人たちも通れる新たな道路が9月中旬に完成する見通しであることが分かりました。

大雨で、出雲市大社町の県道29号が崩落。住民は、仮設道路を通って生活をしています。

高井和代 記者
「現在、住民が通れる仮設道路のすぐ横には、観光客や一般の人が通れるよう新たな道路の工事が進んでいます」

現在、急ピッチで整備されている新たな仮設道路。観光客や一般の人などより多くの人が通れるよう工事が進んでいます。8月20日、新たな道路について県の職員(出雲県土整備事務所)が住民に見通しを説明しました。

新たな仮設道路は、現在、住民や緊急用車両が通行している仮設道路の途中から枝分かれする形で作られていて、幅5メートルで長さが約90メートル。大型車両を除く一般車両の通行が可能となります。この道路が開通すれば、今ある住民用の道路は、使わなくなる見通しです。工事完了は9月中旬を目指していることも説明されましたが、具体的な日にちは決まっておらず、住民からは、秋の行楽シーズン前の完成を求める声も聞かれました。

日御碕自治協会 加地崇志 会長
「ちゃんとした日にちを早くやられんと、宿泊施設は予約取られますので、困られるとおもうんですよ」

住民 小野篤介さん
「1か月くらいひと気もなくてさみしい。灯台の駐車場なんかも車1台もいない状態でしたけど、徐々に回復してくれば、にぎやかになってくるんじゃないかなと思ってます」

道路の崩落以来、日御碕の観光地では飲食店を中心に休業が続いていて、観光客が戻る日を心待ちにしています。日御碕にある素泊まりの旅館「ヴィラ いづもや」。休業はしておらず、観光客を車で送迎して営業しています。お盆の時期には、宿泊客があったものの、例年より、観光客が少ない日々が続きます。

Q.新しい仮設道路のめどが9月中旬にたったところですが…
ヴィラ いづもや 木村昌夫 社長
「それ聞いて安心しましたね。一般車両が通れないことには始まらないと思ってます。なるべく早く元通りの形に戻ってくれればいいなと思ってます」

観光地にとって死活問題である、道路。観光客も安全に通れるよう、新たな仮設道路の完成が待たれます。

最終更新日:2024年8月21日 10:12
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