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「ふれあいホールは市民の発表の場として大事な場所である」閉館が決まっている「サンレディー大田」 施設の継続を望む市民が監査請求 島根県大田市

2024年3月6日 19:14
「ふれあいホールは市民の発表の場として大事な場所である」閉館が決まっている「サンレディー大田」 施設の継続を望む市民が監査請求 島根県大田市

3月末に閉館が決まっている島根県大田市の市の施設「サンレディー大田」について、施設の継続を望む市民が、3月1日、大田市監査委員に施設の継続を求める監査請求をし、会見を行いました。

島根県大田市の「サンレディー大田」は、「働く女性の家」と「ふれあいホール」をあわせもつ市の施設ですが、設備の老朽化や財政の負担軽減などを理由に、今年3月末で閉館が決まっています。閉館後は、用途変更しての利用が予定されています。

閉館後の利用については、「働く女性の家」は大田まちづくりセンターに、「ふれあいホール」は現在分庁舎にある市の情報企画課にそれぞれ移転される予定です。これに対し、施設の継続を求める大田市民8人が3月1日、大田市監査委員に対し住民監査請求を行い、6日に受理されました。

市民のうち3人が会見を行い、「ふれあいホールは市民の発表の場として大事な場所である」などとして、施設の継続を求める主張を行いました。

「住民監査請求書」によりますと、サンレディー大田の閉館後の移転にともなう費用は、令和6年度の島根県大田市の当初予算案で2億3000万円が計上されていて、高額になることや分庁舎から「情報企画課」の機能をふれあいホールに移転する際に、サーバー内のデータのバックアップや転送中のエラーが生じる危険性があると指摘しています

今回の監査請求で市民は、監査委員が大田市長に対し、情報企画課の移転のための費用支出を行わないなど、必要な措置を講じるよう勧告することを求めています。大田市監査委員事務局によりますと、今後は、監査委員による聞き取りなどを行い、慎重に調査を進めるということです。

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