パソコンが使える“万葉の人”がおもてなし 旧正月の雰囲気を味わえる「因幡万葉歴史館」でいつもと違うひとときを 鳥取県国府町
2月10日は、旧暦の正月である「旧正月」。鳥取市の歴史施設では、旧正月を前に、一風変わった姿で来館者をおもてなししています。
濱中裕一朗記者
「万葉歴史館に来ています。色鮮やかな衣装に身を包んだ人が接客をしてくれています」
鳥取市国府町にある「因幡万葉歴史館」は、万葉集に親しむことができる施設です。訪れてみると、万葉衣装を着た「万葉の人」が来館者へ水やコーヒーを提供していました。一方、こんな「万葉の人」もー。
Q.その格好で何やってるんですか?
万葉衣装の人
「今はパソコンで入力作業をしています」
Q.パソコン使えるんですか?
万葉衣装の人
「そうですね、はい」
Q.万葉の方じゃないんですか?
万葉衣装の人
「そうですね、万葉ですけれども、一応先端のハイテクにも慣れて、一生懸命頑張っています」
実は、万葉衣装を着ていたのはこの施設の職員たち。旧正月を前に、当時をイメージした華やかな衣装を着て、来館者に対応しています。
来館者
「昔のことが好きなので衣装を着てらっしゃると、すごく昔のことに思いがいって、非常にいいことだと思いました」
鳥取市因幡万葉歴史館 鎌澤圭伸 主任
「万葉気分にひたっていただいて、館内をゆっくり見て、くつろいで、展示を見て、万葉集、当時のことについてきちんと理解していただければという風に考えております」
職員は、2月12日まで万葉衣装を着て接客。旧正月の気分を味わいに訪れてみてはいかがでしょうか。