卒業生から新入生へ 卒業で使わなくなった家具や家電を再び活用 きれいにして希望する新入生へ無償で提供 島根大学
3月6日、ホームページのみで前期日程の合格発表が行われた島根大学では新入生を迎えるこんな取り組みが。
小田原記者
「こちら島根大学の一角には、この春卒業する学生たちが使っていた家具や家電が山積みにされています」
置かれているのはカラーボックスや電子レンジ、勉強机など学生の一人暮らしに必要な家具や家電です。これらは、すべてこの春卒業を迎える学生たちが使用していた中古品。島根大学生活協同組合では、卒業生が使わなくなった状態の良い家具や家電を引き取り、新入生らに提供する「ReーUSE市」を10年以上前から続けていて、3月6日も卒業間近の学生たちがイスやテーブルなどを次々と運び込んでいました。
卒業生
「プリンターの台を預けました。SDGsにもなると思うので、いい取り組みだと思います」
「キャスター付きの勉強用のイスです。使える範囲で、いい感じに使ってもらえたらいいかなと思って持ってきました」
回収した家具や家電はスタッフが採寸し、きれいにしたあとHPに画像をアップ。希望者を募り、引き取りたいという新入生のもとに“無償”で届けられます。
島根大学生協学生スタッフ 竹島申大さん2回生
「僕が入学した時にもこの企画に参加させていただいて、家具とか引き取らせていただいて、すごく助かったので入学するときに少しでも助かる人が増えればいいなという思いでやっています」
新入生たちの金銭的な負担を軽減すると同時に、環境にも配慮したこの取り組み。回収期間は3月10日までで、30日から4月3日までの間に新生活を始める新入生たちのもとに届けられる予定です。