保育園の給食に「クロマグロの竜田揚げ」 市場にあまり出回らない珍しい部分も...? 地元に根差した人材の育成も狙い 鳥取県境港市
あまり出回らない珍しい部分もおいしくいただきました。境港特産のクロマグロを使った給食が6月21日、鳥取県境港市の保育園で出されました。
境港市のなかはま保育園。給食の時間がやってきました。今日のおかずのメインは「クロマグロの竜田揚げ」
境港は全国トップクラスの生のクロマグロの水揚げ量を誇っており、5月21日の初水揚げ以降、6月21日までに920トンが水揚げされ、今年は順調だということです。
そんな地元が誇るクロマグロに親しんでもらおうと、境港市では毎年、子どもたちにクロマグロについて学ぶ機会を設けています。21日は市内 14の保育園で、クロマグロの給食が提供され、園児たちは、クロマグロの赤身の竜田揚げと、市場ではあまり出回らない「血合い」という部分の唐揚げを食べていました。
男の子
「おいしかった」
「とろっとしためっちゃうまかった」
女の子
「あのね、わたしマグロ好きだもん」
Q.なんでそんなに好きなの?
女の子
「だってね、おいしいもん」
境港天然本マグロPR推進協議会 濱野政和さん
「血合いの唐揚げと身の竜田揚げなんですけど、両方出すことによって血合いっていう普段使わないような部位もおいしく食べられることが子供たちに伝わって、その子供たちが親に血合い食べたいなって言ってくれたらまさに グーですね。そうすることによって地元の良さが伝わって、また何か産業に生かされるんじゃないかなと思って、がんばって種まきしてます」
境港市ではこうした活動を通じて、将来、地元に根差した人材を育成していきたいとしています。