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いっしょに考えよう 冬の住宅火災 備えは

2023年11月29日 17:04
いっしょに考えよう  冬の住宅火災 備えは

「1550ニュースレーダーWith」と連動して視聴者の皆さんと1つのテーマについて考えます。今回は冬場に増加する火災への備えです。Withが行ったアンケートでは火の取り扱いで危険を感じたことがあると答えた人は67%ないと答えた人は33%でした。ニュースレーダーでは消防などへの取材をもとに火災予防について考えます。

勢いよく燃え上がる炎。黒煙のなか消火活動が行われています。今月14日弘前市で住宅を焼く火事が発生。焼け跡から1人の遺体が見つかりました。

★現場近くに住む人
「怖いです 震えていて 震えが止まらないです 最初隣の家の人と私が気づいたけどあの・・ごめんなさいめまいして」

県によりますと県内ではことし10月末時点で369件の火事が発生していて、犠牲者は41人と去年の同じ時期を上回っています。青森消防本部管内では去年起きた43件の住宅火災のうちストーブによるものと見られる火事が9件ありました。

★青森消防本部予防課 田中勧 消防司令
「冬期間建物火災が多く発生しますその中で出火原因を調べるとストーブからの出火というのが多くなっています ちょっとした不注意で火災になってしまいますので普段から火を取り扱っているという意識を持って火のもと火の取り扱いには十分注意してください」

ストーブを使用する際に気をつけることは。
こちらは製品事故の研究などを行う公的機関「NITE」の実験動画です。ガソリンと灯油を石油ストーブに誤って給油した場合、爆発音とともに瞬く間に炎があがりました。

「NITE」によりますと去年までの5年間で石油ストーブの誤使用による事故は全国で115件あり13人が亡くなっています。

このため石油ストーブ使う際は

ほこりがたまっていれば取り除く

耐震自動消火装置が正しく作動するか確認

燃料は新しい灯油を使う

カートリッジタンクの給油口のふたが確実に閉まっている

可燃物と十分な距離が確保できているか

これら5つのポイントに気をつけるよう呼びかけています。

★NITE 製品安全広報課 岡田有穀 主任
「高齢の方の場合はですね 一緒に住んでいるご家族の方や周辺にいらっしゃるご家族の方が誤った使い方をされていないかというのをご確認いただく見守っていただくことによって事故を防いでいただければと思います」

2011年から住宅には火災警報器を設置する事が義務づけられています。就寝中の火事に気づくためには火災警報器の点検も欠かせません。

★青森消防本部予防課 田中勧 消防司令
「いざ火災が発生した時に音が鳴らないと火災警報器が設置されている意味がありませんので定期的に6か月に一回ほどボタンを押して点検していただいて音が鳴れば正常です」

点検して音が鳴らない警報器は新しい物に交換しましょう。また設置した日にちを管理しておくことも必要です。

★青森消防本部予防課 田中勧 消防司令
「住宅用火災警報器は電子機器ですので10年経過すると故障が多くなります10年を目安に交換するようお願い致します」

命を失う重大な結果を引き起こさないために日頃から正しい知識を身につけ万一に備えることが大切です。

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