弘南バス16年ぶりの運賃値上げへ 物価高騰や人件費の増加などで「厳しい経営状況」 青森県弘前市
弘南バスが16年ぶりに運賃を値上げします。
物価高騰や人件費の増加などが要因としています。
弘南バスは先月30日付で、国土交通省東北運輸局に全路線の運賃値上げを申請しました。
申請によりますと、路線バスの初乗り運賃は160円から200円となり、実施運賃の平均改定率はおよそ16.2%です。
例えば、弘前バスターミナルから市役所前までの片道運賃は、これまで200円から230円になり、1か月の定期券は8400円から1200円の値上げとなる予定です。
値上げの理由として、コロナ禍後でも路線バス利用者の回復が見込まれないなかで、物価高騰や人件費の増加などで厳しい経営状況が続いているためとしています。
運賃の値上げは2008年以来、16年ぶりで認可されれば12月1日から実施されるということです。