キャッシュカードをだまし取り顧客口座から約300万円着服 愛媛信金の男性職員を懲戒解雇
愛媛信用金庫の職員が不正にキャッシュカードを入手し、顧客の口座からおよそ300万円を着服していたことが分かりました。この職員は13日付で懲戒解雇されています。
懲戒解雇の処分を受けたのは、愛媛信用金庫石井支店に勤務していた31歳の男性職員です。
愛媛信用金庫によりますと先月17日、顧客から「口座履歴に不明な引き落としがある」と相談がありました。
調査したところ、男性職員がこの顧客に虚偽の説明をしてキャッシュカードと暗証番号の情報をだまし取り、ATMで複数回にわたっておよそ300万円を引き出していたということです。
聞き取りに対して男性職員は、借金の返済に充てたと着服を認め、事案の発覚後、全額弁償したということです。
愛媛信用金庫は警察に通報していて、再発防止と信頼回復に向け内部管理態勢の充実に全力で取り組むとしています。