宮城県は名取市の県立精神医療センターの老朽化を受けて、これまでは青葉区の東北労災病院と合わせて富谷市へ移転・合築する計画を示していた。

計画の基本合意が進まない中で今月開かれた専門家による審議会では、新たに3つの案が出され、このうち精神医療センターを名取市で建て替える案が委員の全会一致で決議された。

県はこれら審議会での意見や東北労災病院の移転に向けた協議が難航していることなどをふまえ、名取市内で建て替える方針を固め村井知事は21日午後の県議会で表明する予定。

建て替えの候補地としては、同じ名取市内の県立がんセンターの跡地になる場所などが検討されている。