プーチン大統領、2週間近く公の場に姿見せず 3年間で最長 露独立系メディア
ロシアの独立系メディアは20日、プーチン大統領が2週間近く、公の場に姿を見せておらず、この3年間では最長だと報じました。その間にも動静は発表されていますが、事前の録画映像などを使用していると伝えています。
プーチン大統領が最後に公の場に姿を見せたのは、今月7日の国際フォーラムで、それ以降もロシア大統領府は政府高官との会談などさまざまな動静を伝えていますが、いずれも事前の録画などを使用していて、日時のつじつまが合わないケースも多いということです。
ウクライナ情勢をめぐって欧米などと対立が激化する中、2週間近く、公の場に姿を見せていないことになり、この3年間では最長だと独立系メディアは伝えています。
プーチン大統領の会談映像などは、実際よりも遅れて報道されることが多く、ストックされたものは「缶詰」とも呼ばれています。プーチン大統領が長期間、公の場に姿を見せない場合でも、こうした映像を順次報道することで、連日、政治活動を続けていると国民にアピールしています。
別の独立系メディアは、プーチン大統領は年に1度の健康診断中でビデオ通話や電話会談などで執務が可能だとも伝えています。
大統領府は21日、プーチン大統領はイラクの首相と電話会談したと発表していますが、今月27日には、カザフスタンへの訪問が予定されていて、今後の動静が注目されます。