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斎藤知事めぐる疑惑で百条委が結論 知事の叱責は「パワハラに該当する可能性」告発者探しは「不適切」

2025年3月4日 8:17
斎藤知事めぐる疑惑で百条委が結論 知事の叱責は「パワハラに該当する可能性」告発者探しは「不適切」

 兵庫県の斎藤知事をめぐる“パワハラ”疑惑などを調査した百条委員会は3日、知事の叱責は「パワハラに該当する可能性がある」、県の告発者探しは「不適切だ」などと結論づけました。

 兵庫県議会の百条委員会は、斎藤知事の“パワハラ”疑惑など、告発文に記載された内容が正しいかどうかや、県が告発者探しを行った対応が公益通報者保護法違反にあたるかどうか調査していました。

 県の関係者によりますと、百条委員会は3日、非公開の協議会で、調査報告書案を取りまとめました。報告書案では、知事の職員に対する言動をめぐり、「パワハラ防止指針が定める定義に該当する可能性があり、不適切な叱責があったと言わざるを得ない」と指摘。また、今回の告発は、「公益通報者保護法上の外部公益通報にあたる可能性が高い」として、告発者探しを行うなどした県の初動対応について「不適切な対応に終始し、問題なしとはいえない」と結論付けました。

 百条委員会・奥谷謙一 委員長
「(当初は)意見に隔たりがある所もあったと思うが、協議を重ねるうえで、しっかりと合意点が見いだせたということでよかった」

 百条委員会は、4日午後に報告書を公表した上で、県議会に提出する方針です。

最終更新日:2025年3月4日 8:21
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