悠仁さま“初”の会見 成年皇族としての抱負を語る
3日、秋篠宮家の長男・悠仁さまが成年にあたって初めての記者会見を行い、成年皇族としての抱負を語られました。
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初めて臨まれた、会見。
──緊張されていますか?
「はい、緊張しております」
去年9月に18歳の誕生日を迎えられた悠仁さま。現在、悠仁さまの皇位継承順位は2位。冒頭、“象徴天皇のありかた”について問われると…。
「まずご質問へのお答えに先立ちまして、現在、岩手県などで発生している山林火災により、被害が生じていることを案じております」
岩手県などで相次ぐ山林火災で被害を受けた人たちに心を寄せ、「1日でも早く収まることを願っている」と述べられました。
そして…
「(Q.象徴天皇の存在・皇室のあり方)象徴天皇の存在につきましては、常に国民を思い、国民に寄り添う姿なのではないかと思います。皇室のあり方につきましても、天皇陛下のお考えのもと、人々の暮らしや社会の状況に目を向け続けていくことが重要であると思います」
幼少期から、トンボなどの昆虫に興味を持たれてきた悠仁さま。4月には、筑波大学・「生命環境学群・生物学類」に進学されます。
会見では、ご自身の性格についても質問が。
「様々な場面で緊張してしまうところがあるように思います。長所は興味のあることを徹底して追究することが出来るところだと思います。言い換えると心ひかれるものに対して没頭できるということです。例えば、夏の休日にお昼過ぎから、林の中や池の周りでトンボを観察していますと、気がついたら日が暮れてしまっていた、ということもよくありました」
「ただこれは見方を変えてみますと、短所ととらえることもできます。それは時として、こだわりを持ちすぎてしまうということです」
“こだわる”という点で似ている部分もあるという父・秋篠宮さまについては「几帳面(きちょうめん)で真面目な一面がある」「時には、たまご料理を作ってくれるが、そのかたさにこだわる」といったエピソードも明かされました。
──ご両親は、悠仁さまに将来留学することをお勧めしていると話されましたが、海外留学についてはどうお考えでしょうか。
「海外に行くことによって、今までとは異なる経験をすることができたり、様々な国や地域から集まった人々やいろいろな文化に出会えたりすることが出来ると思います。家族の意見もよく聞いて、検討してみようと思います」
“結婚観”を尋ねられる場面もありましたが…。
「理想の時期や相手について、まだ深く考えたことはありません」
一言、こう述べられました。
メモなどは持たず、最後まで記者たちの顔をしっかり見ながら話された悠仁さま。今後、学業を優先しながらも、公務にも「少しずつ携わっていくことになると思う」と話されました。
(3月3日放送『news zero』より)