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成年にあたって悠仁さま“初”記者会見で抱負 「結婚観」についても

2025年3月3日 20:36
成年にあたって悠仁さま“初”記者会見で抱負 「結婚観」についても

3日、秋篠宮家の長男・悠仁さまが成年にあたって初めての記者会見を行い、成年皇族としての抱負を語られました。

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「こうしてみなさまとお話をしていましても、緊張しております」

緊張しながら臨まれた、“初めて”の会見。去年9月に18歳の誕生日を迎えられた秋篠宮家の長男・悠仁さま。3日、成年にあたっての記者会見が行われました。

冒頭…

「現在、岩手県などで発生している山林火災により、被害が生じていることを案じております。これらの火災によって被害を受けられた方々に、心からお見舞い申し上げます」

岩手県などで相次ぐ山林火災で被害を受けた人たちに、心を寄せられました。

男性皇族としては父である秋篠宮さま以来、39年ぶりに成年を迎えられた悠仁さま。4月から筑波大学に進学されます。学業を優先しながらも、成年皇族としての公務も徐々に行われる予定です。

「成年皇族としての自覚を持ち、皇室の一員としての役割をしっかりと果たしていきたいと思っております。いただいたお仕事の一つ一つに、心を込めて丁寧に取り組むことが大切であると考えています。またお役に立てるよう努めて参りたいと思います」

幼少期から、トンボなどの昆虫に興味を持たれている悠仁さま。こんなエピソードも。

「長所は興味のあることを徹底して追究することができるところだと思います。言い換えると、心ひかれるものに対して没頭できるということです。例えば、夏の休日にお昼過ぎから、林の中や池の周りでトンボを観察していますと、気がついたら日が暮れてしまっていた、ということもよくありました」

「ただこれは見方を変えてみますと、短所ととらえることもできます。場合に応じて柔軟に対応できるようにしていきたいと考えております」

現在、悠仁さまの皇位継承順位は2位です。“象徴天皇のあり方”について問われると…

「常に国民を思い、国民に寄り添う姿なのではないかと思います。また皇室のあり方につきましても、天皇陛下のお考えのもと、人々の暮らしや社会の状況に目を向け続けていくことが重要であると思います。そして出会いを大切にして、人々の幸せを願い、気持ちに寄り添い続けることが重要であると思います」

会見では、“結婚観”についても。

悠仁さまのおじである天皇陛下が二十歳の成年を迎える際、理想の女性のタイプを問われたときは、困ったなと笑いながら「理想像は徐々に、徐々に、できてくるんじゃないでしょうか」と答えられました。

また、父である秋篠宮さまは、やや照れながら結婚について「三十歳前後で、遅くないほうがいい」と話されていて、その5年後、紀子さまと24歳で結婚されました。

3日、悠仁さまは…

「結婚についてですが、理想の時期や相手について、まだ深く考えたことはありません」

一言だけ、このように述べられました。

メモなどを持たず、一人ひとりの顔を見ながら最後まで堂々と話された、悠仁さま。“成年皇族”としての歩みも始められています。

最終更新日:2025年3月3日 20:36