ロシアと北朝鮮の関係強化がすすむなか、ロシア政府は20日、プーチン大統領からの贈り物としてライオンなど70頭以上の動物を北朝鮮に贈ったと発表しました。

ロシアから北朝鮮に空輸されたのはライオンやヒグマ、オウムなど70頭以上の動物です。ロシア政府は20日、動物はプーチン大統領から北朝鮮国民への贈り物だと発表しました。

プーチン大統領が6月に北朝鮮を訪問した際には、北朝鮮側から天然記念物の豊山犬が贈られています。今回の動物の空輸は、両国の蜜月関係を示す思惑もあるとみられます。

こうしたなか朝鮮中央通信は、金正恩総書記と会談したロシアのコズロフ天然資源環境相が貿易や経済、科学技術の分野の協力に関する議定書に調印したと伝えました。

北朝鮮は、ウクライナ侵攻をめぐってロシアを支援するため部隊を派遣しています。北朝鮮側もロシアからの軍事面での技術協力をえたい思惑があり、今後も様々な分野で関係強化の動きが続くとみられます。