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「戦略的パートナーであり続ける」ゼレンスキー大統領、SNS投稿し対話継続へ意欲 トランプ大統領との首脳会談決裂から一夜

2025年3月1日 22:26
「戦略的パートナーであり続ける」ゼレンスキー大統領、SNS投稿し対話継続へ意欲 トランプ大統領との首脳会談決裂から一夜
ウクライナ ゼレンスキー大統領

ウクライナのゼレンスキー大統領は、アメリカのトランプ大統領との首脳会談の決裂から一夜明け、SNSに「激しい対話があっても、我々は戦略的パートナーであり続ける」などと投稿し、対話継続への意欲を示しました。

ゼレンスキー大統領は先月28日、トランプ大統領と会談しましたが、報道陣の前で口論となり、会談は決裂しました。

ゼレンスキー氏は一夜明けた日本時間の3月1日夜、自身のSNSに次々と投稿し、アメリカへの感謝の言葉とともに、「我々はアメリカとの強固な関係が実現することを心から願っている」と述べました。その上で、「ロシアがこの戦争を我々の領土に持ち込んだ」と指摘した上で、「これは領土や数の問題ではなく、命の問題であることを理解してもらいたい」と訴えました。さらに、ウクライナの安全の保証が確保されれば、ロシアやヨーロッパ、アメリカと外交について話し合うことができると主張しました。

また、戦闘で使われる武器については「戦争が長引きすぎていて、足りていない」「アメリカの支援がなければ難しいだろう」との見方を示しました。

首脳会談では、予定されていたウクライナの鉱物資源をめぐる協定の合意文書への署名も中止されましたが、ゼレンスキー氏は「協定に署名する準備はできている」と述べ、「我々にとってトランプ大統領の支持を得ることは極めて重要だ。激しい対話があっても、我々は戦略的パートナーであり続ける」と呼びかけました。そして、「共通のゴールを真に理解するためには、お互いに正直かつ率直に向き合う必要がある」と述べ、対話継続への意欲を示しました。

最終更新日:2025年3月1日 22:26