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報道陣の前で“異例の口論”米ウクライナ首脳会談が決裂…国際社会に走る衝撃【バンキシャ!】

2025年3月3日 9:23
報道陣の前で“異例の口論”米ウクライナ首脳会談が決裂…国際社会に走る衝撃【バンキシャ!】
日本時間1日、アメリカのトランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領が会談しましたが、報道陣の前で激しい口論となり、会談は決裂。この2人の姿に世界で衝撃が走りました。

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日本時間1日、アメリカ・ホワイトハウスでトランプ大統領が出迎えたのは、ウクライナのゼレンスキー大統領だ。多くの報道陣を前に、穏やかな様子で始まった首脳会談。しかし、開始からおよそ40分後。アメリカの外交姿勢に話が及ぶと、激しい口論に発展した。

アメリカ トランプ大統領
「あなたは今、あまり良い立場にない。非常に悪い立場に身を置くことを認めてしまっている」

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「戦争が始まった時から…」

トランプ大統領
「あなたは良い立場にない。今は(交渉の)カードを持っていない。我々がいて、初めてカードを手に入れるのだ。あなたは賭けをしている、数百万人の命を使って。第三次世界大戦をめぐって賭けをしている。あなたがしていることは、この国に対し非常に敬意を欠く。あなたの国は大きな苦境に陥っている」

ゼレンスキー大統領
「わかっている」

トランプ大統領
「あなたは勝っていない。我々のおかげで、無事に済む可能性が非常に高いのだ」

ロシアに“侵攻された”側であるゼレンスキー大統領に対し、「第三次世界大戦を起こそうとしている」と非難。さらに「いくつかの妥協をしなければならない」と発言し、侵攻を始めたロシアの責任を棚上げ。戦後の国際秩序をかえりみず、「力による現状変更」を容認するかのような姿勢を見せたのだ。

これについて、ロシアのメドベージェフ前大統領は歓迎するコメントを投稿。

ロシア メドベージェフ前大統領
「トランプ大統領は正しい。ウクライナは第三次世界大戦をめぐって賭けをしている」

一方、イギリスのスターマー首相は1日、「私たちは時間が許す限りウクライナと共に歩み続ける」と、変わらぬウクライナ支援を表明。

フランスのマクロン大統領もSNSで「侵略したのはロシアだ」と、力による現状変更に危機感を表明した。

(※3月2日放送『真相報道バンキシャ!』より)
最終更新日:2025年3月3日 9:23