首脳会談決裂うけ 米政府高官らがゼレンスキー氏を批判
アメリカのトランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の会談が決裂したことを受け、アメリカの政府高官らからはゼレンスキー氏を批判する発言が相次いでいます。
アメリカのウォルツ大統領補佐官は2日、ウクライナの戦闘終結に向けて「ウクライナが領土について譲歩し、ロシアは安全の保証で譲る必要がある」と述べ、ウクライナの安全の保証はヨーロッパが主導して行うべきだとの考えを示しました。また、ウクライナには「アメリカと対話し、最終的にはロシアと交渉し、戦争を終わらせることができる指導者が必要だ」と述べ、ゼレンスキー氏が態度を変えなければ交代を求める可能性も示唆しました。
こうした中、アメリカのワシントンポストはトランプ政権が会談の決裂を受けて、ミサイルや弾薬の提供など数十億ドルにのぼるウクライナへの軍事支援の停止を検討していると報じました。
最終更新日:2025年3月3日 11:28