「道後温泉本館」7月の全館営業再開を控え…県や松山市が観光客誘致の戦略をプレゼン
今年7月、5年半ぶりの全館営業再開を控えた道後温泉本館。行政と宿泊業者が一丸となって観光地・道後を盛り上げていこうと「説明会」が開かれました。
道後のホテルに集まったのは、旅館協同組合の関係者や自治体の観光担当者などおよそ40人です。
県や松山市が、今年度の観光客を呼び込むための戦略をプレゼンテーションするこの説明会。県の観光物産協会や道後温泉事務所などの担当者5人が熱弁をふるいました。
県観光国際課はプレゼンで、愛媛県は宿泊を伴う観光客数が全国で35位前後と低く、「滞在する旅行」コンテンツの充実が課題であると説明。その上で、今年度の施策として・滑床渓谷のキャニオニングやしまなみ海道のサイクリングなど体験型コンテンツのブラッシュアップ・楽天トラベルと連携した宿泊促進事業などを挙げました。
加えて、大分や広島で増えるオーストラリアからの観光客をインバウンドの主なターゲットに設定。オーストラリア人が好むサイクリングや遍路など体験型コンテンツの情報発信を強化していきたいとしています。
道後温泉旅館協同組合は今年度、目標とする宿泊者数を昨年度よりおよそ3万人多い、80万人に設定しています。