地域とともに魅力的な学校を作りを応援! 幅広い世代が自由に交流して学ぶ町営の塾【高知】
中学生や高校生の放課後をサポートする高知県四万十町運営の塾があります。
取り組みの目的は地元高校の魅力化。どんな取り組みなのでしょうか。
四万十町にある農村環境改善センターの施設内にある町営塾。その名も「じゆうく。」です。
「じゆうく。」は、2016年11月窪川高校・四万十高校の生徒を対象に開塾。2021年からは対象を中学生にも広げ現在は町内の高校生の約6割、中学生は3割ほどが「じゆうく。」を利用しているといいます。
11月26日は試験の期間中ということもあり、それぞれがテスト勉強や課題に取り組んでいました。
■中学3年生
「名前にあるように、自由に勉強したり集中するところは集中してやれるところがいい」
■高校2年生
「交流をどんどん深めていけるのでそこが一番」
■中学2年生
「わからないところとかがあったら自分で調べるだけでなく先生に聞くこともできるし、ここは中学生だけでなく高校生もいるのでいろんな人との関わりができるからいい」
同じ年齢や先輩、大人たちと話すことができるコミュニティとして。勉強だけではなく進路の相談や経験を増やす場として。「じゆうく。」は多くの子どもたちに愛される場所になっています。
塾長を務める小野崎すみれさんによると、「じゆうく。」は、学校の統廃合計画で揺れた時期に地元の高校を応援する町の取り組みの一つとしてできたと言います。
■小野崎すみれさん
「高校を残すということもそうだが、地元の子どもたちや保護者の方が地元の高校により魅力を感じてもらえるようにするというのが大きな目的の部分。塾としては学校の外から放課後の学習だったり。そういった環境を充実させるというのがその中でも大きな役割の部分」
郡部を中心に人口減少が進む中で、若い世代にアピールする取り組みの一つとして人材育成を掲げる四万十町。高知市など都市部とは異なる魅力的な学校を作り、さらなる教育の充実を図ろうと「じゆうく。」ができました。
以来、「じゆうく。」は窪川・大正・十川の町内3か所に教室を構え、高等部は平日の午後4時半から午後8時半まで。中学部は平日の週1回・1時間半の開室で、自習のサポートはもちろん国語・数学・英語の授業などを行っています。
2022年度には、塾に通う生徒の9割ほどが希望の大学や専門学校などに合格するなど結果も出てきています。
■小野崎すみれさん
「学校の放課後の学習や進路に進めていく時間が少なかったりするので、その部分を補う形で塾としてサポートしていって、地元の高校でもしっかり一人一人自分の目標をかなえられるんだなという所を作っていくという所が、間接的な町の高校の魅力化という所に繋がっている」
開塾から8年。その取り組みは広く認められはじめています。
26日に行われた町内の小中学校14校の校長が集まった会議。小野崎さんはゲストに招かれ自らの思いを伝えると、多くの校長が今後も一緒に連携したいと塾の取り組みに期待を寄せていました。
■小野崎すみれさん
「学校や保護者の方々から色々なサポートを受けられる環境が子どもたちはにあると思うが、そのサポートをただ受け取って満足しているのではなく、自分自身のために最大限活用できる。そういった力を後押ししていくことが塾の役割ではないかと考えている」
自由に、幅広い世代が交流して学ぶ「じゆうく。」。小野崎さんたちは、これからも地域とともに魅力的な学校を作りを応援し子どもたちに寄り添い続けます。
取り組みの目的は地元高校の魅力化。どんな取り組みなのでしょうか。
四万十町にある農村環境改善センターの施設内にある町営塾。その名も「じゆうく。」です。
「じゆうく。」は、2016年11月窪川高校・四万十高校の生徒を対象に開塾。2021年からは対象を中学生にも広げ現在は町内の高校生の約6割、中学生は3割ほどが「じゆうく。」を利用しているといいます。
11月26日は試験の期間中ということもあり、それぞれがテスト勉強や課題に取り組んでいました。
■中学3年生
「名前にあるように、自由に勉強したり集中するところは集中してやれるところがいい」
■高校2年生
「交流をどんどん深めていけるのでそこが一番」
■中学2年生
「わからないところとかがあったら自分で調べるだけでなく先生に聞くこともできるし、ここは中学生だけでなく高校生もいるのでいろんな人との関わりができるからいい」
同じ年齢や先輩、大人たちと話すことができるコミュニティとして。勉強だけではなく進路の相談や経験を増やす場として。「じゆうく。」は多くの子どもたちに愛される場所になっています。
塾長を務める小野崎すみれさんによると、「じゆうく。」は、学校の統廃合計画で揺れた時期に地元の高校を応援する町の取り組みの一つとしてできたと言います。
■小野崎すみれさん
「高校を残すということもそうだが、地元の子どもたちや保護者の方が地元の高校により魅力を感じてもらえるようにするというのが大きな目的の部分。塾としては学校の外から放課後の学習だったり。そういった環境を充実させるというのがその中でも大きな役割の部分」
郡部を中心に人口減少が進む中で、若い世代にアピールする取り組みの一つとして人材育成を掲げる四万十町。高知市など都市部とは異なる魅力的な学校を作り、さらなる教育の充実を図ろうと「じゆうく。」ができました。
以来、「じゆうく。」は窪川・大正・十川の町内3か所に教室を構え、高等部は平日の午後4時半から午後8時半まで。中学部は平日の週1回・1時間半の開室で、自習のサポートはもちろん国語・数学・英語の授業などを行っています。
2022年度には、塾に通う生徒の9割ほどが希望の大学や専門学校などに合格するなど結果も出てきています。
■小野崎すみれさん
「学校の放課後の学習や進路に進めていく時間が少なかったりするので、その部分を補う形で塾としてサポートしていって、地元の高校でもしっかり一人一人自分の目標をかなえられるんだなという所を作っていくという所が、間接的な町の高校の魅力化という所に繋がっている」
開塾から8年。その取り組みは広く認められはじめています。
26日に行われた町内の小中学校14校の校長が集まった会議。小野崎さんはゲストに招かれ自らの思いを伝えると、多くの校長が今後も一緒に連携したいと塾の取り組みに期待を寄せていました。
■小野崎すみれさん
「学校や保護者の方々から色々なサポートを受けられる環境が子どもたちはにあると思うが、そのサポートをただ受け取って満足しているのではなく、自分自身のために最大限活用できる。そういった力を後押ししていくことが塾の役割ではないかと考えている」
自由に、幅広い世代が交流して学ぶ「じゆうく。」。小野崎さんたちは、これからも地域とともに魅力的な学校を作りを応援し子どもたちに寄り添い続けます。
最終更新日:2024年11月27日 18:49