【本格】ジャマイカの料理やコーヒーにスイーツまで楽しめる…路地先の小さなカフェ(静岡・焼津市)
「お気に入りの 癒しの空間でおいしいお料理をのんびり いただく「Cafe de ごはん」。今回は、静岡・焼津市で、本格ジャマイカ料理が楽しめるカフェをご紹介します。
焼津市役所から徒歩5分、細い路地を入ったところにある、小さなカフェ「レニー」。ジャマイカ産100%のブルーマウンテンコーヒーとクラフトチョコレート、さらにジャマイカ料理も味わえるカフェです。
(垣内 麻里亜 アナウンサー)
「こんにちは」
(LENY:レニー ラドクリフW.レノックスさん)
「こんにちは、いらっしゃいませ」
(垣内 麻里亜 アナウンサー)
「お店の中、コーヒーのいい香りがしますね~」
(レノックスさん)
「ブルーマウンテンコーヒーというのは、自然に甘い、甘さがありますので、けっこういろいろなフルーティの口の中で踊りますので、それとベリーとチョコレートの後味がすごいいい」
ジャマイカ出身のレノックスさんは、ふるさとの食文化を知ってもらおうと、2022年、この店をオープン。ジャマイカの農園から厳選したコーヒー豆やカカオ豆などを仕入れています。「ブルーマウンテン」と名乗れるコーヒーは、ジャマイカ東部にあるブルーマウンテン山脈の決められたエリアで栽培されたコーヒー豆だけで、とても希少。中でも、高級といわれる「ナンバーワン」と名がつく100%ブルーマウンテンのコーヒーをいれていただきました。お湯の温度や量などいれ方にも、徹底的にこだわっています。気になるそのお味は…?
(レノックスさん)
「お待たせしました。100%ジャマイカ ブルーマウンテンコーヒー ナンバーワングレードです」
(垣内 麻里亜 アナウンサー)
「もう、持ってきてくださった段階から、コーヒーのいい香りがしますね」
(レノックスさん)
「ありがとうございます」
(垣内 麻里亜 アナウンサー)
「ん~、ん~~~あ、おいしい~」
(レノックスさん)
「どんな後味が出ていますか?」
(垣内 麻里亜 アナウンサー)
「まず、やはり口あたりがまろやかで、ほんのりと酸味があって、甘みもほんのりとあって、舌に残るまろやかさ」
(レノックスさん)
「それが、だいたい飲んだ後1時間くらい後味が残っている」
(垣内 麻里亜 アナウンサー)
「そんなに?このコーヒーに合うお食事もあるんですか?」
(レノックスさん)
「はい、いろいろありますよ
「カフェレニー」のフードメニューは、キッシュやサンドウィッチ、ジャマイカンパティやカレーなどとても充実しています。その中から、ジャマイカ人のソウルフードといわれる「ジャマイカンジャークチキン」をいただきました。一体、どんな味なんでしょうか!?
(垣内 麻里亜 アナウンサー)
「スパイシーで、ちょっとくん製にも似たような香りがします。いただきます。う~ん、うんうん、いろんなスパイスの、ハーブの香りがしますね」
「ジャークチキン」の「ジャーク」とは、「スパイスで味付けする」という意味があります。ここで使っているスパイスは、すべてジャマイカのもので、長時間かけてくん製し、しっかり香りと味をつけているそうです。
(垣内 麻里亜 アナウンサー)
「これ、ジャマイカのみなさんが食べている味にすごく近い?」
(レノックスさん)
「このレシピが、ジャマイカのオールスパイスと、ピメントとナツメグとか、それが使っているのが本場の味」
(垣内 麻里亜 アナウンサー)
「ごはんも、白米ではなくて、いろいろなものが入っていますね」
(レノックスさん)
「ココナツミルク、赤いキドニービーンズ、たまねぎとか、ハバネロ、ピメントと?入れますので」
(垣内 麻里亜 アナウンサー)
「ん~~香りがいいごはん。ココナツミルクの甘さがしっかりあって、このチキンのやわらかさと相性もいいですし、お豆の食感もあって、おいしいです」
(レノックスさん)
「小さい頃は、これがないと日曜日もバイバイ…悲しい感じ。日曜日は必ずみんな食べられる」
(垣内 麻里亜 アナウンサー)
「これは確かに、日曜日というか、ちょっとご機嫌になるような味ですね」
そして、ヨーロッパのショコラティエたちから支持されているというジャマイカ産トリニタリオのカカオ豆。その豆を100%使ったチョコレートで作るガトーショコラ。寒い時季は、あたためて食べるのがおすすめです。
(垣内 麻里亜 アナウンサー)
「いただきます。ん~おいしいなあ~。あったかいので生地自体も、ジュワっとしていて、口の中で溶けていくような感じです。チョコレートも香りが華やかで」
(レノックスさん)
「このトリニタリオのカカオ豆は、自然に甘いし、他のカカオ豆よりはけっこうフルーティ、香りがけっこういい。100%ジャマイカのカカオ豆からチョコレートを作っている」
もともと、静岡大学の大学院でマーケティングを研究していたレノックスさん。日本に永住するきっかけとなった奥さまと、焼津の魅力について聞いてみました。
(レノックスさん)
「すごくいい海の風、ほんとに、ジャマイカの子どもの頃から大好きなところ、ポート・ロイヤルという名前を思い出している。なんかいろいろ焼津とポート・ロイヤルは気分的に似ているポイントが多い」
(垣内 麻里亜 アナウンサー)
「志保さんは、焼津いかがですか?」
(奥さま 志保さん)
「いいですよね~、よくしていただいて、みなさんに」
(垣内 麻里亜 アナウンサー)
「これから、このレニーをどんな風にしていきたいですか?」
(LENY:レニー ラドクリフW.レノックスさん)
「全国のみなさまは、おいしいブルーマウンテンコーヒーと、ジャマイカの100%トリニタリオのカカオから作っているチョコを、食べてもらいたいという夢があります」
レノックスさんのふるさとジャマイカへの思いが詰まったカフェ・レニー。ほかでは食べられない、本場ジャマイカの味を堪能できる素敵な場所です。