またも若者と大麻…道大会3連覇強豪・札幌大学柔道部員4人逮捕・書類送検「勧誘あった」の衝撃
札幌大学の柔道部員4人が、大麻とみられるものを所持していたとして逮捕・書類送検されていた事件で、このうちの1人が大麻とみられるものを道外から持ち込んでいたことが新たに分かりました。
北海道大会で3連覇の実績を誇る札幌大学・柔道部。
部員60人を超える強豪校に衝撃の事実がー
(鷲見記者)「全国大会にも出場経験のある柔道部が、大麻とみられるものを所持していたことが分かりました」
麻薬特例法違反の疑いで逮捕または書類送検されたのは、札幌大学の1・2年生の男子柔道部員4人です。
4人は2024年4月以降、自ら使用する目的で大麻とみられるものを所持した疑いが持たれています。
いま若者に広がる薬物。
いったいどこから入手したのか。
「道外からの持ち込み」
関係者によりますと、1人が大麻とみられるものを道外で入手し、持ち込んでいたことが新たに分かりました。
また、4人のうち3人が使用についても認めていて、入手した部員は「複数回」2人は「1回だけ吸った」と話しています。
いずれかの自宅で使用したとみられています。
ほかの柔道部員は部内で薬物使用の勧誘があったと話します。
(ほかの柔道部員)「普通に一緒に練習していたメンバーというか仲間なので、急でびっくりはしたんですけど。やんわりとそういう噂があったっていうのは」
(記者)「どういうシチュエーションで誘われた?」
(ほかの柔道部員)「シチュエーションみたいのはわかりませんが、そういう(勧誘)のはあったと聞いています」
4人のうち2人は自主退学し、柔道部は6月中旬まで活動を自粛していました。
大学が部員全員に聞き取りを行ったところ、4人以外の関与は確認されなかったということです。
薬物依存に詳しい専門家はー
(木津川ダルク 加藤武士代表)「学生がこんな形で大学も退学してしまうとなれば、せっかく健康的なつながりや社会的なよいつながりもあって、絶たれてしまうとなれば彼らのこれからの社会生活がより難しいものにさせていく」
大学は「二度と起こらないように、法令遵守の徹底に努め、全学をあげて再発防止に取り組んでまいります」とコメントしています。