暑い北海道「もう汗だく」半袖でスノーボードも 4月なのに…札幌は史上最も早い夏日
(北本アナウンサー)「強い日差しがじりじりと降り注いでいます。外にいますと思わず汗をかいてしまいます。雪がとけたばかりの大通公園も、外でゆっくりくつろいでいる方も多くいます。気温がいま25℃と表示されているんです」
15日の札幌は南から暖かい空気が流れ込んだ影響などで、最高気温が26.1℃を観測。
統計開始以来、最も早い夏日となりました。
これまで最も早かった夏日は1998年の4月20日でしたが、5日も早まりました。
(札幌市民)「あっつい」
(札幌市民)「半そでがちょうどいいかなと思いました」
(札幌市民)「夏だよ夏」
(北本アナウンサー)「ちょっと額に汗もかかれてる」
(札幌市民)「暑い。これ脱いじゃまずいよね、ハハハハハ」
異例の暑さとなれば気になるのが、桜の開花です。
札幌では1年前の4月15日、観測史上最も早く桜の開花が発表されましたが、札幌管区気象台では15日から午前と午後の2回、標本木のソメイヨシノの観測が始まりました。
(札幌管区気象台 近藤光さん)「本日、桜の開花は確認しておりません。きょうは桜の開花なし。まだ2~3日咲くことはないかなと思います」
15日の道内は、内陸やオホーツク海側を中心に気温が上がり、遠軽町生田原で27.2℃、置戸町の境野で26.5℃など、春を通り越し一気に夏の暑さとなりました。
15日に道内で最も気温が上がった遠軽町生田原では、涼を求めてソフトクリームなどを食べる人も。
(アイスを食べる人)「いや、かなり暑いですね、きょう生田原、アイスがおいしい。4月にしては異常ですね」
気温が上がると恋しくなるのが、冷たいそばです。
最高気温が25.3℃と夏日を記録した北見市のそば店では、冷たいそばを注文する客で賑わいました。
(客)「最初はラーメンを食べようと思ったんですけれども、暑かったので冷たいそばを食べようと思いました」
(江戸そば 丸吉 工藤大輔店長)「きょうはやっぱり冷たいのが多かったです。急に変わった感じです」
まだ春スキーが楽しめる富良野市では、25.8℃まで気温が上がり、夏日のなか半そでのTシャツでスノーボードを楽しむ人などが見られました。
(地元のスノーボーダー)「ここは日焼け止めをしっかりと塗って、あとはこの辺も一応カバーして。もう汗だくで大変です。半そでで来ました」
一方、札幌のスポーツ用品店では雪解けが進んでから、シューズ売り場を大きく展開していました。
この時期特に売り上げが伸びるのが、ランニングシューズやウォーキングシューズです。
(スーパースポーツゼビオドーム札幌月寒店 奈良航希チーフ)「ここの部分がつぶれないような形になっていますので、かかとを当てるとそのままスッと入る構造」
(恩田記者)「こうやって手を使わずに履けるんですね。すごく履きやすい」
ホームセンターには色鮮やかなパンジーやビオラといった花々が並び、ガーデニングの季節到来です。
このところの陽気で客足が急増し、花の苗をカゴいっぱいに入れる客もみられました。
(客)「寄せ植えしたりね、寄せ植えして鉢に植えたり。いつもね、黄色いのとか多く入れて」
(DCM北野店 門名良実副店長)「いろいろなお花を買っていただいて、寄せ植えを楽しんでいただいたり、季節によってお花の種類も変わってきますので、少しずつ買い足してお庭を華やかにしていただければと思います」
季節外れの暑さとなった15日の道内。
16日も内陸やオホーツク海側で15日と同じくらいの気温になる見通しで、寒暖差などによる体調管理に注意が必要です。