「のどが痛く鼻水が止まらない」季節の変わり目 寒暖差で体調不良 花粉症にも注意 北海道
季節の変わり目で体調の変化には注意が必要です。
寒暖差がもたらす鼻水やくしゃみなどの症状や、これから飛散し始める花粉について、ことしの傾向と対策を取材しました。
雪が残りながらも少しずつ暖かくなってきた北海道。
しかし、朝晩は冷え込みが強まり、日中との気温差が大きくなります。
そんなときに気をつけたいのが、寒暖差による体調不良です。
寒暖差についてマチで聞いてみるとー
(札幌市から来た人)「前の日暖かくてきょう起きて寒いみたいなときに、のどが痛かったり鼻水が止まらなかったりします」
(札幌市から来た人)「起きて布団から出るでしょ。体が冷えるじゃない。そしたら鼻水が出るし、くしゃみが出るし」
(江別市から来た人)「中に入ったり外に出たりを急にすると、くしゃみが出やすかったり、急に鼻水が出たりする」
札幌市内のクリニックではこのような症状の患者が増えているといいます。
(北円山耳鼻咽喉科アレルギークリニック 白崎英明院長)「温度変化で秋とか冬の寒い時、あるいは朝起きたときにくしゃみ、鼻水、鼻詰まりが出ると典型的な寒暖差アレルギー」
鼻が冷たい空気に触れると、風邪のような症状を引き起こす寒暖差アレルギー。
自律神経の乱れが原因のひとつで、対策としては内服薬のほか、マスクの着用も効果的だといいます。
(北円山耳鼻咽喉科アレルギークリニック 白崎英明院長)「冷たい寒気を当たらないようにする、マスクをして外出した方が冷たい寒気が当たらないので症状が出づらくなる」
また、これからの季節にやっかいなのが花粉です。
(道立衛生研究所 平島洸基さん)「こちらが花粉を捕集するための装置になります。ここに風に乗って飛んできた花粉が付着する」
札幌にある道立衛生研究所では、先月末から浮遊する花粉の調査を開始。
まだ花粉は観測されていませんが、ことしの飛散量は例年よりも多いと予想しています。
(道立衛生研究所 平島洸基さん)「シラカバの花粉に関しては、多く飛ぶ年と少なく飛ぶ年が大体交互に来る傾向にあって、2023年が花粉が少なめになっていたので、ことしは多く飛ぶ年にあたる。花粉を自分の粘膜につけないことが一番の対策になる」
花粉が飛び始める前の予防策も重要です。
(宮崎記者)「こちらのドラッグストアには、入り口すぐのところに花粉対策のコーナーが設けられています」
こちらの店では先月下旬から内服薬や点鼻薬などを店頭に並べています。
最近は“眠気が出にくい”副作用を抑えた薬が売れ筋だということです。
(子どもが花粉症の人)「くしゃみが止まらない。とにかくくしゃみを連発してしまうので対策をしようかなと」
(ツルハドラッグ発寒8条店 寒川竜哉店長)「お客様の花粉症の度合いを教えていただいてそれに応じた薬を選ぶ。症状をご相談していただきたい」
季節の変わり目で体調を崩しやすいこの時期。
寒暖差や花粉への一層の対策が必要です。