座礁したタンカーのえい航作業が始まる 乗組員11人にけがなし 油の流出も確認されず 北海道
北海道函館市の沿岸で1月6日、タンカーが座礁した事故で、7日朝からサルベージ船によるタンカーのえい航に向けた作業が行われています。
(東海林記者)「座礁したさんわ丸は、えい航する船とロープで結ばれていて、沖合に移動させる作業が始まっています」
6日午後6時すぎ、函館市の恵山岬沿岸に座礁したのは、タンカーの「さんわ丸」です。
函館海上保安部によりますと、タンカーは灯油などの石油製品をおよそ3800キロリットルを積んでいて、苫小牧港から秋田県の港に向かっていたということです。
乗組員11人にけがはなく、油の流出も確認されていません。
7日朝から民間のサルベージ船によるタンカーのえい航に向けた作業が始まっていて、船体の安全が確認でき次第、函館港に向かうということです。
函館海保は巡視船でタンカーの監視を続けるとともに、座礁した原因を調べることにしています。