【物価のゲンバ】世界的カカオ不足影響「ポッキー」が…野菜不足で高騰している“意外なモノ”
様々なものの価格が上がっているいま、物価の最前線で働くみなさんにいまの傾向を伺ってきました。
(村雨アナウンサー)「いま価格が気になる食品の1つが卵だと思います。今回お邪魔している札幌市北区のスーパーでは、今週から20円ほどさらに値上げをして、Lサイズ10個入り1パックが278円となっています」
いま卵など様々な物の値段が高騰している中ですが、値上げの波は2月もー
(村雨アナウンサー)「2月になって値上げされる商品がある?」
(マルコストアー 山川 悟史社長)「わかりやすい所でいうとグリコのポッキーですね。(2月から)10%の値上げになります」
(村雨アナウンサー)「原因は?」
(マルコストアー 山川 悟史社長)「世界的なカカオ不足。そちらの原因が一番大きい」
(村雨アナウンサー)「その波が2月にもということなんですね…」
カカオを使ったチョコレート商品の値上げは子どもたちにも影響がー
(マルコストアー 山川 悟史社長)「アンパンマンミニミニチョコレート(も値上げします)」
(村雨アナウンサー)「お子さんも大好きな商品ですよね」
こちらのチョコレート菓子は2月から20%と大幅に値上がりし、190円ほどになるということです。
そして、チョコレート菓子以外にも意外なものが値上げするということです。
(マルコストアー 山川 悟史社長)「宮崎県産の切り干し大根。2月から僕も経験したことがないくらいの値上げになる。30%以上ですね」
(村雨アナウンサー)「生野菜の高騰で代用している方も多いと思うが?」
(マルコストアー 山川 悟史社長)「本来は3月から(値上げ)という話だったが、原料不足で2月からすぐにでも価格を上げてほしいと(仕入れ先から)言われた」
生野菜が全体的に高騰しているため、野菜の代用品として購入する人が多い中、切り干し大根の産地宮崎では2025年、例年の40%ほどしか生産できていない状態で、需要に供給が追い付いていないということです。
さらに、2月からは雪印メグミルクのヨーグルトが10円ほどの値上げ。
また、紙パックのオレンジジュースは60円以上も値上げするということです。
(村雨アナウンサー)「家計に響きますね…」
(マルコストアー 山川 悟史社長)「よく売れている商品なので僕らも厳しい」
そして、取材を進めるうちに驚きの事実もわかりました。
(村雨アナウンサー)「3月も値上げする?」
(マルコストアー 山川 悟史社長)「海苔は平均して(3月から)25%上がります。全国的に海苔の原料不足があるので…」
帝国データバンクによると、2025年の食品値上げ品目は2024年より6割増える予想で、1万5000から2万品目にまでのぼる見込みだということです。