次々クマ目撃の北海道①住宅街でクマの姿撮影➁トウモロコシ畑食い荒らされ…各地で警戒
北海道内では2024年7月29日夜から30日朝にかけて、クマがゴミ箱やトウモロコシ畑を荒らす被害が相次ぎ、警察などが警戒を強めています。
住宅のすぐそばをゆっくりと歩く1頭のクマ。
29日午後10時半ごろ撮影された映像です。
クマが撮影されたのは枝幸町幸町の住宅街です。
付近に住む男性が、体長1.5メートルから2メートルのクマ1頭を目撃しました。
クマはおよそ200メートル先の水産加工場付近で姿が見えなくなりましたが、工場では29日朝、ゴミ箱にあった魚の残骸が荒らされる被害が見つかったということです。
(付近に住む人)「怖いですよね。近くに加工場も多いので、エサがいっぱいあるのも分かっているんじゃないかな」
周辺では7月26日にもクマの目撃があり、警察は同じ個体が出没した可能性が高いとみています。
一方、当麻町でも30日午前5時半ごろ、トウモロコシ畑2か所でクマが食い荒らした被害が見つかりました。
警察によりますと、付近には横幅13センチほどの複数のクマの足跡があり、小グマとみられています。
町はそれぞれの畑の近くに箱罠を設置して警戒を強めています。