いよいよ始まる!札幌西武跡地の再開発 地下鉄の増設ホームにつながる計画も 利便性に期待!
札幌駅南口の西武跡地を含む「北4西3」地区の再開発がいよいよ始まります。
3日に起工式が行われましたが、資材や人件費の高騰で事業計画の変更もあったなか、どのような再開発ビルが誕生するのでしょうか。
高さおよそ160メートル・地上33階建ての高層ビル。
中は吹き抜けで、開放的な空間が整備されています。
このビルが建設されるのが・・・
(藤得記者)「JR札幌駅南口の目と鼻の先、北4条西3丁目エリアです。この場所に新たな複合ビルが建設されることになります」
札幌駅南側の一等地「北4西3」地区に建設されるのは、南北2つの棟からなる複合ビルです。
北側の棟には家電量販店・ヨドバシカメラなどが入ります。
一方、南側には高さおよそ160mの高層ビルが建ち、飲食店や物販店が入る商業施設となるほか、オフィスなども入る予定で、あわせて100店舗以上のテナントが入る見込みです。
この複合ビルの起工式が3日に開かれ、いよいよ建設がスタートすることになりました。
(札幌駅南口北4西3地区市街地再開発組合 安藤修一理事長)「札幌駅の駅前のシンボルとなるように、いま建設をスタートしていきたいと思っています。(ヨドバシカメラについては)いまのところまだ決まってはいませんが、今の店舗の倍以上の床面積になります」
かつてこの場所には、北海道初のデパート「五番館」がありました。
その後、札幌西武が引継ぎ、長らく札幌市民に愛されましたが2009年に閉店。
跡地をヨドバシカメラが買い取り、16年の時を経てようやく再開発が動き出しました。
マチの人からはビルへの期待の声が聞かれました。
(マチの人)「北海道を売り込むような、そういうような物産店なんかがあるといいなと思っています」
(マチの人)「小さい子から小学生ぐらいまで遊べるような無料で遊べるような遊具があるような施設だと、とても使いやすいかなと思います」
「北4西3」地区には、札幌市が東西にまたがる地下通路を整備する予定です。
この複合ビルのほか、地下鉄南北線「さっぽろ駅」やエスタ跡地の再開発ビルともつながる予定で、駅周辺の利便性向上が期待されています。
また、ビルの地下2階は地下鉄南北線に増設される真駒内方面のホームとつながる計画もあります。
(札幌駅南口北4西3地区市街地再開発組合 安藤修一理事長)「商業とオフィス、また大きな駐車場を持った、いわゆる地元の方、インバウンドの方含めてマルチに対応した施設に仕上げられればいいなと思います」
この複合ビルは3月から建設工事を開始し、2028年7月の完成を目指します。