華道家の假屋崎省吾さん須坂市の小学校で「花育」特別授業 「私はとっても引っ込み思案だったんです。それが花で…こんなに…」
須坂市の須坂小学校に姿を見せたのは華道家の假屋崎省吾さんです。
花を通じて、優しさや美しさを感じる気持ちを育んでもらう「花育」の特別授業のために訪れました。
今週末に須坂市で行われるイベントで大がかりな 生け花を展示する假屋崎さん。
子どもたちに披露したのはトルコギキョウやアルストロメリアなど県内産の切り花をふんだんに使った生け花です。
假屋崎さん
「生け花は400年からの歴史のある日本の伝統文化です。伝統文化というものを大切にして」「引き継いでいただく、そういうことが皆さまの任務ですからね」
「秋らしさ」をテーマに短時間で仕上げる技術に心を奪われた子どもたち。
次は6年生が、生け花に挑戦です。
用意されたのは須坂市産のピンク色のカーネーション。この花を使って、ある動物を作っていきますが…。
假屋崎さん
「5本いれるのよ!ここここ、茎を切るの!茎を!ホイ、次ここ」
ハサミで切ることもひと苦労…。
假屋崎さんは参加した6年生全員に声をかけていきます。
假屋崎さん
「ちょっとね、長すぎんの!ごめんねーこのぐらいまで入れないと、ね、このぐらい切っていれて」
「あー、綺麗に入ったね素晴らしいですね、いいですね」
日本を代表する華道家に圧倒されながらも子どもたちが完成させたのは…
可愛らしいプードルです。
小6女子児童
「みんなに笑顔を届けられるのがいいなと思いました」
小6男子児童
「こんな素敵なお花があるなんて思ってもなかったし親切に教えてくれたのでやって良かった。将来はこういう仕事もやってみようかと思います」
假屋崎さんの指導は子どもたちの感性を豊かにしていました。
假屋崎省吾さん
「私はとっても引っ込み思案だったんです、それが花によってこんな具合にね性格も変わるぐらいに。子どものうちからね始めることを1回でもなさっておくと素敵なことなんじゃないかな」