【女子野球W杯優勝】八幡平市出身・久保夏葵投手が盛岡でピッチング披露 商店街で女子野球の魅力伝える
女子野球のワールドカップで日本の優勝に貢献した八幡平市出身の久保夏葵投手が、盛岡市内でピッチングを披露しました。企画したのは、小さい頃、野球をやりたくてもできなかったという女性です。
記者「盛岡市中心部の肴町商店街です。こちらできょうピッチングを披露したのが」
久保さん「女子野球のワールドカップで優勝しました!八幡平市出身の久保夏葵です」
ピッチングを披露したのは、八幡平市出身で平成国際大学4年の久保夏葵投手。ことし、女子野球ワールドカップで日本の7連覇に貢献した世界レベルのピッチャーです。
そして、イベントを企画したのは、ことし商店街にカフェを出店した級木美子さん46歳。小さい頃、野球が大好きでしたが、当時は女子が野球をすることにともすれば否定的な見方をされた時代でした。「やりたくてもできなかった」ということで、今回はいろいろな人に女子野球の魅力を伝えたいとあえて商店街を会場に選びました。
級木美子さん(46)
「女子野球もすごいということを知ってもらいたくて、急きょイベントを開催した。パンという、硬式野球のパンという音がすごく感動的で、それがここに響き渡って私は感無量です」
集まった女子チームの子どもたちは目をキラキラさせて見入っていました。
女子チームの選手
「すごかった。球が速くて、ストライクが入っているところ」
「投げるフォームや、ボールがすごく速くてすごかった」
訪れた男性
「女子であれだけいい球を投げるのは初めて見た。来たかいがあった」
久保夏葵投手
「これだけ近いところで見てもらえることはないので、緊張しながら楽しく投げることできた。女の子たちが将来もっと頑張ろうと思うきっかけになればうれしい」
野球をするため、四国の高校に進学した久保投手。好きな道を追求し、世界で活躍する姿は、子どもたちにとって大きな刺激になった様子でした。